中性脂肪と脂質異常症

2019年05月15日
薬を持っている人

中性脂肪と脂質異常症には強い相関関係が見られ、複合して病気の要因になるものと考えられます。

まず脂質異常症とは何らかの要因によって血中の脂質のバランスが崩れている状態の事を指します。
その要因は日々の食事や生活習慣であったり、肝炎ウィルスによる作用等の特定の病気だったりします。
そしてバランスの崩れと定義されるのは、必ずしも脂質が多過ぎる状況の事を示さないからです。

脂質異常症の診断基準は主としてLDL及びHDLと呼ばれる血中コレステロールの値によって示されますが、LDLは基準値以上を問題視するのに対しHDLは基準値以下である事が問題視されます。

これは脂質異常症を呈している血液においては、総じて中性脂肪の値が高すぎる事に起因しています。
あるべき状態よりも中性脂肪が多い状況下では、その作用によってLDL量が上昇・HDLが下降する事となります。

そうするとLDLの作用が強くなり過ぎる事によって、動脈硬化や血栓の発生を加速させてしまいます。
さらに多過ぎる中性脂肪もこうした症状の加速要因になる事から、相乗的な作用を齎す事になってしまいます。
結果として、脳梗塞や心筋梗塞といった重大な病気の発生リスクを高める事になってしまうのです。

纏めて言えば、継続的な中性脂肪値の高さが脂質異常症及びそれを起因とする病気の根本的な原因となる事から、相関関係が見て取れる訳です。